ロケ地も歓喜!「アメリカンドリームみたいな話はないだろうと…」『ゴジラ-1.0』アカデミー賞受賞で浜名湖周辺も経済効果に期待

映画の最高峰アメリカ・アカデミー賞授賞式で「ゴジラ-1.0」が視覚効果賞を獲得しました。一部のシーンは、浜名湖で撮影されていて、ロケの誘致を行った職員も祝福の言葉を送りました。

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3月11日午前(日本時間)に行われたアカデミー賞授賞式で山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」がアジア作品で初めての快挙となる視覚効果賞を受賞しました。

<『ゴジラ-1.0』山崎貴監督>
「この場所から遠く離れた所でVFX(視覚効果)を志しているみなさん。ハリウッドは見てくれていました。すべての人にチャンスがあると証明できたと思います」

『ゴジラ-1.0』は戦後の東京が舞台ですが、海の上で展開された迫力あるシーンは浜松市の浜名湖で撮影されたものです。船や俳優は実写、ゴジラなどはCGで表現するなど独特の迫力ある世界観を創り上げたことが今回のアカデミー賞受賞につながりました。

近年、映像作品のロケ誘致合戦が過熱する中、「ゴジラ-1.0」の誘致に成功した浜松フィルムコミッションの職員も喜びの言葉を口にしました。

<浜松フィルムコミッション 原田憲治室長>
「そんなにアメリカンドリームみたいな話はないだろうと思いつつ、やっぱりこれだけみなさん、真剣に大変な目に遭われながらも、海上ロケとかやっていただいたので、本当に獲っていただけるとうれしいなと願っていました」

浜松市は、浜名湖周辺などで「ゴジラ」に関係するイベントを実施していて、これまでに1万人以上が参加したということですが、今回の歴史的快挙を機にさらなる経済効果に期待を寄せます。

<浜松フィルムコミッション 原田憲治室長>
「これから今回、オスカーをとって、みなさんまた(浜松)に行ってみようとなっていただければ、地域活性化につながるんじゃないかなと思っています」

東名高速浜名湖サービスエリアに設置された実寸大の「ゴジラの足跡」の展示は、11日の受賞を受け、3月26日まで特別に延長されるということです。

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