1号機の内部調査を14日再開 東電、ケーブル延びず中断

 東京電力は11日、福島第1原発1号機の原子炉格納容器内の調査を、14日に再開すると発表した。撮影用ドローンへの無線中継を担うヘビ型ロボットのケーブルが延びず、調査ポイントに到達できなかったため、2月末に中断していた。

 東電によると、ケーブルが巻き取り装置の台座に引っかかり、格納容器側に送り出せなくなっていた。ケーブルが引っかからないよう可動範囲を制限する措置を取り、監視を強化した上で、原子炉圧力容器を支える土台内部の調査を実施する。

 調査は当初、2月28日に土台の外側、29日に内側にドローンを投入し、撮影と放射線量の測定を実施する予定だった。

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