F1レーサーを目指す、美作育ちのJujuこと野田樹潤選手が、新たなステージに挑戦しました。三重県の鈴鹿サーキットで行われた国内最高峰のフォーミュラレースに出場しました。
Juju 鈴鹿に立つ!
(林 祐子記者 リポート)
「今年2月に18歳を迎えたJuju選手。史上最年少、そして日本人女性として初の全日本スーパーフォーミュラ参戦に注目が集まります」
鈴鹿サーキットで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権の開幕戦。18歳のJuju選手にとっては、国内で迎えた初の大舞台です。
(Juju選手)
「今自分が何をするべきか、どこに向けて頑張っていくべきかは明確なので、色んな事をたくさん経験して吸収していきたい」
大会初日のおととい(9日)、Juju選手は決勝戦でのスタート位置を決める予選に臨みました。
(実況)
「注目のルーキードライバー・Jujuが、初の予選に向けてコースに入っていきました」
最高時速300キロのスーパーフォーミュラ。予選でJuju選手のベストタイムは、トップとの差が4秒あまり離れた1分40秒699でした。
モーターファンも、決勝に向けJuju選手に声援を送ります。
(京都から)
「他の素晴らしいドライバーにどこまで迫れるか注目」
(岡山から)
「最後まで走り切れたら僕の中では合格」
「初めての参戦なので、順位うんぬんと言うよりは、楽しんで走ってもらえたら。あとは、こちらは応援するだけなので」
決勝戦「ロケットスタートし過ぎて...」
(実況)
「全日本スーパーフォーミュラ開幕戦。スタートしていきました」
スタートで3台を抜くという絶好の走り出しを見せたJuju選手ですが、その直後、勢いあまってコースアウト。しかし、すぐに態勢を整えてコースに戻ります。
(Juju選手)
「自分でもびっくりするぐらいのロケットスタートが切れて、凄いいいスタートと思ったら、そのロケットのまま1コーナーいきましたね」
海外で経験を重ねてきたJuju選手にとって初となる、鈴鹿でのロングランの公式戦。最初のコースアウト以降は安定した走りを見せ、1周のベストタイムが予選ではトップと4秒ほど開いていましたが、決勝では、1秒あまりまで縮めました。
スーパーフォーミュラ 17位で完走!
31周で争われた決勝レースでJuju選手は、出場21台のうち2台がリタイアするなか、17位で完走しました。
(Juju選手)
「タイムを見ても、周りと遜色なく、レースペースもしっかりしていたので、凄く自信になりました」
「まだまだ課題となることはもちろんありますけど、でも最後いい流れで終われたことは、自分にとっても本当に後悔のない最高なデビュー戦が終えられたなと思います」
新たなステージに立ったJuju選手。夢のF1に向けて、彼女はさらにギアを上げます。
【スタジオ解説】
全日本スーパーフォーミュラ2024の第2戦は、5月18日・19日大分県日田市のオートポリスで開催されます。またJuju選手は今後日本大学に進学し、4月8日に入学式を迎えます。