「ゴジラ-1.0」ロケ地・岡谷 山崎監督の地元・松本も歓喜に沸く アジア初!アカデミー賞視覚効果賞

快挙です。長野県松本市出身の山崎貴監督の作品「ゴジラ‐1.0」がアメリカ映画界最高の栄誉とされるアカデミー賞の視覚効果賞を受賞しました。この賞に選ばれるのはアジアでは初めてです。ロケ地となった岡谷市や地元・松本市からも祝福の声があがっています。

「ゴジラ‐1.0」は戦後間もない日本に突如、ゴジラが現れるストーリーで、VFX・視覚効果を駆使した迫力ある映像で描かれています。

日本はもちろん、北米でも邦画の実写作品の中で興行収入が歴代1位となる大ヒットとなっていました。

日本時間の11日開かれたアカデミー賞授賞式。「ゴジラ‐1.0」が「視覚効果賞」を受賞。この賞を受賞するのはアジア映画で初となります。

山崎監督はー

山崎貴監督:
「この場所から遠く離れた所でVFXを志しているみんな!ハリウッドは挑戦権があることを証明してくれたよ」

諏訪圏フィルムコミッション・宮坂洋介さん:
「(授賞後)すぐ(現地の)プロデューサーたちにLINEしました。本当にみんなで取った賞だと思うので、おめでとうございますと返してくれて」

こう話すのは諏訪圏フィルムコミッションの宮坂洋介さんです。映画の重要なシーンは宮坂さんらが紹介した岡谷市の旧岡谷市役所庁舎で撮影されました。

市民など延べ200人がエキストラとして出演し、諏訪地方の観光連盟が選ぶ「諏訪シネマ」にも選ばれています。

諏訪圏フィルムコミッション・宮坂洋介さん:
「旧岡谷市役所庁舎を残していこうと活動した人がいっぱいいた。地域の皆さんと一緒に喜びたい」

2023年11月の公開に合わせて岡谷市の飲食店は期間限定で「ゴジラグルメ」も販売しました。ゴジラに似せたフライドチキンを販売した飲食店は…

マンモウ食堂・御子柴雅代さん:
「すごくうれしい。(岡谷の)撮影した場所に世界からも来ていただくと、地域が盛り上がってすごくうれしい情報です」

山崎監督の地元・松本市では…

(記者リポート)
「管内ではゴジラ‐1の上映に合わせて特別展示が行われています」

山崎監督の地元・松本市の映画館では早速、快挙を祝う展示も行っています。

11日映画を見に来た人は…

ゴジラ-1.0を見た人:
「見るより直前にうれしい報告を聞いてよりドキドキして見た。(松本から)オスカーとれる人が出るのは励みになるし」

3月中は上映を続ける予定で、映画館もさらなるヒットに期待しています。

松本シネマライツ・柳島健支配人:
「監督も来てキャンペーンした映画がアカデミー賞をとった。スクリーンで見るべき映画だと思いました。余計にうれしいですね、迫力ある映画で」

山崎監督の母校・松本県ヶ丘高校の後輩は…

後輩:
「山崎先輩、おめでとうございます。(視覚効果賞は)日本初というのは本当にすごい」
「私も芸術の道に進みたい。(山崎監督のように)私も輝けるようになりたい」

アジア初の快挙。県内も喜びに沸いています。

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