オスカー受賞のキリアン・マーフィー 007次期ボンドの有力候補に 「ハリウッドで最も熱い俳優」起用か

第96回アカデミー賞で主演男優賞を受賞したキリアン・マーフィー(47)が、次期ジェームズ・ボンドとなる可能性が出てきた。映画「007」シリーズの製作陣は、ダニエル・クレイグが2021年の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』を最後にボンド役を降板したことから、現在新たな主演俳優を探している。『オッペンハイマー』で実力を見せつけたキリアンへの注目が高まっている。

ある関係者はザ・サン紙に話した。「キリアンは今、ハリウッドで最も熱い俳優で、これが究極の役柄です」「現在乗りに乗っている俳優を使うことは、ボンド・シリーズを高める1つの方法です」

「007」最新作の製作は来年までは開始されない予定となっているが、『オッペンハイマー』でキリアンと共演したクレイ・バンカーは、キリアンが同伝説的スパイ役に暗い部分をもたらすことができるとして推している。

「彼は見事にやってのけると思うよ」「キリアンは、すごく良い人間だけど、暗い側面もあり、ボンドには暗闇もあるからね」「僕たちは、ボンドが(イアン)フレミングが創造したキャラクターのようであることをしばしば忘れている。かなりダークなキャラクターだ。彼は、たまたま我々が言うところの良い側にいるだけだ。キリアンは、それを表現する能力があるよ」と説明。

キリアン主演ドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』や、スケアクロウ役を演じた「ダークナイト トリロジー」を例に挙げ、「彼はフォーカスできるんだ。それも、とてもジェームズ・ボンド的だよね。彼はミッションを与えられると、やってのけるんだ」と称賛した。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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