中国、ロシア、イラン軍事演習へ 中東オマーン湾で

気勢を上げるイエメンの親イラン武装組織フーシ派の戦闘員=2月1日、サヌア(ゲッティ=共同)

 ロシア国防省は11日、中国、イランと共にイラン沖のオマーン湾で海上合同軍事演習を実施すると発表した。インタファクス通信が伝えた。

 アラビア海でつながるアデン湾や紅海では、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による商船攻撃と、米軍の同派拠点への空爆などが続いている。ウクライナ侵攻を巡り欧米と対立を深めるロシアがイランなどと合同軍事演習を実施すれば、中東地域での緊張が高まる恐れもある。

 演習に加わるロシア太平洋艦隊旗艦のミサイル巡洋艦「ワリャク」などが11日、イランの停泊地に到着したという。ロシア通信は国営イラン通信を引用し、演習は12日から始まると報じた。

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