パラリンピック2大会連続の金メダルへ!自転車の杉浦佳子が狙うのは“最年長記録更新”(掛川市出身)【パリへの誓い】

パリパラリンピックまであと半年。注目の静岡県勢を紹介します。

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今回は自転車競技。50歳で東京パラリンピックに出場し金メダルに輝いた掛川市出身の杉浦佳子選手です。彼女のパリへの誓いとは?

<ディレクター>
「東京(パラリンピック)の時のことを覚えてますか?ご自身が何を言ったか」

<杉浦選手>
「はい、覚えています。『最年少記録は2度と作れないけれど、最年長記録はまた作れますね』。あれは自分だけじゃなくて、誰しもがずっと生きていれば目標として掲げられる言葉だなと思ったんです。年を重ねるごとに何か更新できるものがあるのかなという気持ちは持ち続けています」

杉浦選手は東京パラリンピック自転車競技2種目で金メダルに輝きました。50歳での金メダル獲得は日本人最年長記録でした。

杉浦選手は45歳の時に出場したロードレースで転倒。一命は取りとめたものの右半身に麻痺、脳に障害が残りました。

「応援してくれる方に恵まれた。結果だけではなくその過程も見ていてくれる方がいるのがとても心強いです。(私の)頑張っている姿で自分も頑張れると思ってくれる方がいたら、それが何よりも自分の頑張る原動力になるのかなと思います」

現在53歳、妥協はありません。トレーナーたちと練習に明け暮れる毎日です。

ハンドルの位置もミリ単位で調整。2度目のパラリンピックに向け、余念はありません。

そんな杉浦選手のパリへの誓いは?フリップに記したのは「最年長記録更新」!

「大口を叩かせていただきます。パラレコードを出せば4年間は記録が、名前が残る。買えない手土産を持って、また静岡に戻ってきたいと思います。みなさん応援よろしくお願いします!」

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