リヴァプールの遠藤航がマンチェスター・シティ戦を振り返る「この勝ち点“1”が大事になる」 英メディアは「ファビーニョより優れた選手」と評価

写真:遠藤はファビーニョよりも優れていると高い評価を受けた ©Getty Images

リヴァプールに所属する日本代表MF遠藤航の攻守にわたる活躍が注目を浴びているなか、遠藤がマンチェスター・シティとの試合をクラブ公式サイトを通して振り返っている。

現地時間3月10日に行われたプレミアリーグ第28節、遠藤はマンチェスター・シティとの試合で先発フル出場を果たした。遠藤はマンチェスター・シティのベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネをマークする役割をこなし、デ・ブライネもまた遠藤をマークするというマッチアップが展開された。

このマッチアップを制したのは遠藤だった。デ・ブライネはこの試合、パス成功率を25本中16本成功の64パーセントに抑えられ、69分にベンチに下がった。デ・ブライネは前節の“マンチェスター・ダービー”ではパス成功率84パーセントを記録していた。

一方で、遠藤は62本のパスのうち59本のパスを成功させ、チーム2位となるパス成功率95パーセントを記録した。なお、同1位はオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクの97パーセントだった。

さらに、この試合では遠藤の献身的な守備が光った。遠藤は両チームトップタイとなる4回のタックルを試み、チームトップとなる12.16kmという走行距離を記録。そしてデュエルは7回のうち6回に勝利した。遠藤はマンチェスター・シティとの試合を振り返ってこう語った。

「アンフィールドの雰囲気はものすごかった。サポーターのためにも勝ちたかったけど、結果は悪くはないと思う。後半はシティよりもチャンスを作れた。得点は1点しか奪えなかったけど、僕らのプレーやチャンスを作るやり方はよかったと思う。この試合のようなプレーを続ければ結果はついてくる」

「若い選手たちが素晴らしいプレーをしたし、ケガ人も少しずつ復帰に近づいている。シーズンの終わりにはこの試合で得た勝ち点“1”が大事になると思う。こうしたプレーを続け、すべての試合に勝つ必要がある」

イギリス『The Independent』は遠藤を特集した記事を作成し、“リヴァプールのマシーン”と称えた。そして、昨シーズンまで同クラブの守備的MFとして活躍した元ブラジル代表MFファビーニョと比較している。

「全盛期のファビーニョは優れた守備の盾であり、攻撃面でも大きな影響を与えていた。そして、過小評価されていた選手だった。遠藤はその両方の長所を自らのプレースタイルで披露している。だが、ファビーニョよりも間違いなく力強く、確実に機動力がある」

遠藤が所属するリヴァプールは、現地時間3月14日にUEFAヨーロッパリーグのスパルタ・プラハ戦を控えており、さらに同17日にはFAカップ準々決勝のマンチェスター・ユナイテッドとの試合を迎える。

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