「死んだニワトリが増えている」広島県の養鶏場で鳥インフルエンザ「H5亜型」確認  約8万羽を殺処分へ

広島県北広島町にある養鶏場で、複数のニワトリから鳥インフルエンザが確認され、県は、約8万羽の殺処分や周辺の消毒作業にあたっています。

県によりますと、11日に北広島町の養鶏場から「死んだニワトリが増えている」と連絡がありました。13羽のニワトリについて、簡易検査をしたところ、9羽に陽性反応があったということです。

遺伝子検査では、10羽中9羽で「H5亜型」の鳥インフルエンザと確認されました。県内での発生は、今シーズン初めてです。

県は、養鶏場で飼育されている約8万羽のニワトリの殺処分と、周辺の施設や道路などで消毒作業にあたっています。また、半径3キロから10キロ以内にある3つの農場に対して、ニワトリや卵の地域外への移動を制限しました。

湯崎英彦知事
「今シーズン終わりに発生したのは、率直に悔しい。影響が最小限になるよう防疫措置に万全を期したい」

湯崎知事は「鶏卵や鶏肉を食べたとしても、ウイルスが人に感染することはない」として、冷静な対応を呼びかけました。

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