日本時間3月9日から12日にかけて、プレミアリーグ第28節の10試合が行われた。
注目の首位攻防戦、リヴァプール vs マンチェスター・シティの一戦は23分、CKのボールをジョン・ストーンズがニアサイドで合わせてアウェーのマンチェスター・シティが先制する。ホームのリヴァプールもすぐに反撃に転じ、何度も決定機を作りながら前半を折り返すと、後半開始早々にダルウィン・ヌニェスが相手のパスミスを突いてペナルティーエリア内でGKと交錯しPKを獲得。これをアレクシス・マクアリスターが決めて同点に追いつく。その後は両チームともに持ち味を発揮してチャンスを作ったが、スコアは動かず1－1の痛み分けに終わった。リヴァプールの遠藤航はアンカーの位置で先発フル出場し、ケヴィン・デ・ブライネとのマッチアップで存在感を示した。
ブレントフォードをホームに迎えた3位アーセナルは19分、ベン・ホワイトからの浮き球のパスをデクラン・ライスが頭で合わせて先制に成功。その後も攻め続けたが追加点を奪えず、前半アディショナルタイムには久々に先発出場したアーロン・ラムズデールが蹴り出そうとしたところをヨアネ・ウィッサに詰められ、跳ね返ったボールがそのままゴールに吸い込まれて追いつかれてしまう。後半は両チームがチャンスを作りながらもなかなか得点が生まれなかったが、86分には右サイドの深い位置からホワイトがクロスを上げ、カイ・ハヴァーツがヘディングシュートを決めてアーセナルが勝ち越しに成功。これが決勝点となってリーグ戦8連勝とし、首位攻防戦の結果、得失点差でリヴァプールを上回って首位に立った。なお。冨安健洋は今節もメンバー外だった。
橋岡大樹がベンチ入りしたルートン・タウンはアウェーでクリスタルパレスと対戦。11分に守備の連携ミスを突かれて先制を許し、その後も守勢に回る展開を強いられる中で、迎えた試合終了間際、右サイドからのアーリークロスに走り込んだコーリー・ウッドロウが頭でコースを変えてゴールに流し込み、1－1のドローに持ち込んだ。橋岡は62分から出場して3バックの一角に入り、CKの流れの中からボレーシュートを放つなど見せ場も作った。
マンチェスター・ユナイテッドは前半のうちにブルーノ・フェルナンデスとマーカス・ラッシュフォードがそれぞれPKでゴールを奪い、エヴァートンに2－0で勝利。エヴァートンはこれでリーグ戦11試合未勝利となった。5位トッテナムは4位アストンヴィラとの上位対決に挑み、後半にジェームズ・マディソン、ブレナン・ジョンソン、ソン・フンミン、ティモ・ヴェルナーがゴールを奪って4－0と快勝。両者の勝ち点差は2ポイントに縮まった。チェルシー vs トッテナムは、開始6分にニコラス・ジャクソンの先制ゴールで主導権を握ったチェルシーが終始、優勢に試合を進める。ニューカッスルも粘りを見せ、3－1で迎えた90分にジェイコブ・マーフィーが強烈なシュートを突き刺し1点差に追い上げたが、あと一歩及ばなかった。
ボーンマス vs シェフィールド・ユナイテッド、ウェストハム vs バーンリーはいずれも2－2の引き分け。ウルヴスは2－1でフラムを下した。ブライトンは前半にOGで1点を奪いノッティンガム・フォレストに勝利している。
◉プレミアリーグ 第28節 結果
マンチェスター・ユナイテッド 2－0 エヴァートン（ハイライト動画）
ボーンマス 2－2 シェフィールド・ユナイテッド（ハイライト動画）
クリスタルパレス 1－1 ルートン・タウン（ハイライト動画）
ウルヴス 2－1 フラム（ハイライト動画）
アーセナル 2－1 ブレントフォード（ハイライト動画）
アストンヴィラ 0－4 トッテナム（ハイライト動画）
ブライトン 1－0 ノッティンガム・フォレスト（ハイライト動画）
ウェストハム 2－2 バーンリー（ハイライト動画）
リヴァプール 1－1 マンチェスター・シティ（ハイライト動画）
チェルシー 3－2 ニューカッスル（ハイライト動画）
