イスラエル、方針転換なければ国際的支持失う ガザ情勢で豪外相

Lewis Jackson

[シドニー 12日 ロイター] - オーストラリアのウォン外相は12日、イスラエルのネタニヤフ首相について、パレスチナ自治区ガザへの攻撃で国の立場を悪くしていると指摘し、方針転換しなければ国際社会の支持をさらに失うことになると述べた。

バイデン米大統領は9日、ネタニヤフ首相はイスラエルの価値観に反する方法で戦争を行い、「イスラエルを救うどころか打撃を与えている」と述べた。

会合でバイデン大統領の発言について質問されたウォン外相は、バイデン大統領に同意すると述べた。「(イスラム組織ハマスがイスラエルを急襲した)10月7日はテロ攻撃で、そのとき世界は当然イスラエルに同情し、連帯した」とした上で「世界は現在の状況に震撼していると思う。イスラエルが方針を変えなければ、支持を失い続けるだろう」と述べた。

オーストラリアは先月、カナダ、ニュージーランドと共同で人道的即時停戦を求める声明を出した。ウォン氏は3カ国がそれぞれの意見を増幅するために結束したと述べた。

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