中日先発・小笠原慎之介 粘り強い投球で西武打線を6回1失点5奪三振に抑える

中日の小笠原慎之介が12日、西武とのオープン戦に先発登板。プロ9年目で初のベルーナドームでの登板となったが、6回72球を投げて6安打1四球1失点5奪三振と西武打線を抑え込んだ。

初回から直球とカーブで自分のリズムを作った。先頭の1番西川愛也をサードへのファールフライ、2番源田壮亮を力のある直球でレフトフライに打ち取ると、3番コルデロからはカーブで空振り三振を奪い、三者凡退とした。

2回は4番アギラーにストレートの四球を与えるも、5番中村剛也をダブルプレーに仕留めた。その後6番元山飛優にツーベースヒットを打たれたが、続く7番外崎修汰から空振り三振を取り、無失点で凌いだ。

3回はランナー2人を出すも、二塁走者の古賀悠斗を牽制アウトに仕留め、相手のチャンスの芽を摘んだ。4回は3番コルデロ、4番アギラー、5番中村のクリーンナップを三者凡退に切って取った。

5回は6番元山に内野安打を打たれると、7番外崎への初球が暴投となり、元山に三塁への進塁を許す。その後外崎にレフトへのタイムリーを打たれるも、続くバッターは打ち取り、最少失点に抑えた。6回は2番源田に内野安打で出塁されるも、3番コルデロと4番アギラーを抑え、最後は中村の代打で登場した栗山巧から見逃し三振を奪った。

途中ランナーが塁を賑わす場面もあったが、自分の投球リズムを崩さず、粘り強い投球でしっかり試合を作った小笠原。開幕に向けて順調な調整ぶりを見せた。

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