住宅被害8万戸超 避難者1万人切る 能登半島地震

輪島朝市通りで水道の復旧作業をする業者=7日午後2時

 石川県の12日午後2時時点の集計によると、能登半島地震による住宅被害は前回発表の8日から936戸増え、8万640戸となり、8万戸を超えた。空き家を含む非住宅と合わせると9万6560戸と10万戸に迫る。

 各市町に開設された1次避難所や、旅館やホテルの2次避難所など避難所で生活を送っている人の総計は314人減の9758人となり、1万人を切った。内訳は1次避難所が4801人、1.5次避難所が109人、2次避難所が4218人、他市町の避難所を利用する「広域避難所」が630人となっている。

 断水は輪島、珠洲、七尾能登の4市町1560戸で解消され、5市町の1万5170戸で続いている。

 災害関連死15人を含む死者数は241人、負傷者数は1186人で、いずれも前回発表から変化はない。輪島市の5人が安否不明となっている。

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