混迷からの脱出をはかるナポリ、勝負のCLセカンドレグへ “今季3人目の監督”はバルセロナ撃破に意欲「怖がるくらいなら……」

写真:ナポリを率いるカルツォーナ監督(右)

ナポリのフランチェスコ・カルツォーナ監督が、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ベスト8進出に向けた意気込みを語った。

ナポリは、現地時間2月21日に行われたCLラウンド16・ファーストレグでバルセロナと1-1のドロー。本拠地『スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ』で勝利を挙げることができなかった。

現地時間3月12日、ナポリは敵地『カンプ・ノウ』で行われるセカンドレグでCLベスト8進出を目指すことになる。

イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』は、記者会見に出席したカルツォーナ監督のコメントを紹介。55歳の指揮官は、次のようにバルセロナ戦の展望を語った。

「敬意は持つが、恐れは抱いていない。ナポリはどこでも自分たちのプレーをし、すべての試合に勝つように努めなければならない」

「一つだけ疑いの余地がないのは、これが今年最高の試合ということだ。ただ、チームにその重要性を理解してもらうために何か特別なことをする必要はないさ」

昨季、ルチアーノ・スパレッティ監督に率いられたナポリは33年ぶり3回目のスクデット獲得(セリエA優勝)を果たした。だが、指揮官がリュディ・ガルシア監督に替わった今季は序盤からつまづきが目立ち、昨年11月にはガルシア監督が解任される事態に。ワルテル・マッツァーリ監督が後任監督として10年ぶりに古巣復帰し、今年2月にはカルツォーナ監督がスロバキア代表監督との兼任という形でクラブにやってきた。

すると、“今季3人目の監督”の下でチーム状況は徐々に回復。カルツォーナ監督が指揮を執った公式戦5試合は2勝3分といまだ黒星がなく、チームは混迷から抜け出しかけている。

バルセロナとのアウェイ戦について感想を問われたカルツォーナ監督は「バルセロナが本命? 怖がるくらいなら家にいたほうがいいね。我々は大胆にやるよ」と強気の姿勢を見せた。

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