【那須塩原】那須地域で生産が盛んなチーズの魅力を発信しようと、市は23日、JR那須塩原駅西口駅前広場で「那須チーズピクニック」を初めて開催する。地元のチーズ工房などが出店し、チーズを使った料理を販売するほか、チーズ作り体験などのイベントを実施する。市農務畜産課の石田美香（いしだみか）主査は「那須のチーズが世界に誇れるものだと認知してもらうきっかけにしたい」と意気込んでいる。
那須地域の乳製品製造・販売業者などでつくる「那須ナチュラルチーズ研究会」が協力。市内外の飲食店などが出店し、計11の物販ブースを設ける。
同協会に加盟する市、大田原市、那須町の9事業者の合同ブースでは、各工房のチーズを詰め合わせた「チーズピクニックボックス」を販売する。
このほか各店舗のピザやクレープなど、地元のチーズを使った料理を提供。「ワイン特区」に認定されている那須塩原市産のワインも購入できる。
また同協会の高橋雄幸（たかはしゆうこう）会長が講師を務める手作りチーズ講座、料理研究家臼居芳美（うすいよしみ）さんによるチーズフォンデュ作り教室を無料で開催。りんどう湖ファミリー牧場（那須町高久丙）のヤギ2匹も来場し、広場から前弥六南町の新庁舎建設予定地まで一緒に散歩もできる。いずれも先着順で、当日受け付ける。
石田さんは「気軽に足を運んでいただき、牛乳だけでなく、チーズもさらに身近に感じてもらいたい」と来場を呼びかけている。
午前10時～午後3時。雨天決行、荒天中止。(問)同課0287.62.7149。
