大理に春の味覚到来 食卓彩るソラマメ料理 中国雲南省

大理に春の味覚到来 食卓彩るソラマメ料理 中国雲南省

 【新華社昆明3月12日】中国雲南省大理ペー族自治州洱源(じげん)県は3月に入り、9万ムー(6千ヘクタール)余りのソラマメが次々と収穫期を迎えている。地元では早生ソラマメを「青豆」と呼び、この季節には食卓にさまざまなソラマメ料理が並ぶ。

 「豆米燜飯(ドウミーメンファン)」は青豆料理の神髄とも言える一品で、ソラマメ、ハムの角切り、ジャガイモを軽く炒めた後に鍋に入れ、米と混ぜて約2時間煮込む。

 「烤豆米粑粑(カオドウミーバーバー)」はお好み焼きのような料理で、ゆでたソラマメともち米粉を練った生地を、油をひいた中華鍋で丸く焼き、半分に折った後にひし形に切る。見た目も美しく味もよい。

 地元の村民は、ソラマメは煮ても、炒めてもおいしいと語る。肉料理や魚料理、野菜料理に幅広く用いられ、肉炒めやフナの煮付け、ウイキョウ炒め、湯円(タンユエン、団子)煮などがある。(記者/丁怡全)

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