「被災地で自然の脅威を実感できたことは貴重な経験」国の災害対策派遣隊「TEC‐FORCE」報告会【香川】

香川県では能登半島地震の被災地で道路状況の調査にあたった国土交通省四国地方整備局の職員が、現地のようすをふまえ四国で必要な備えについて報告しました。

報告を行ったのは、TEC―FORCE(テックフォース)=国土交通省緊急災害対策派遣隊として、石川県輪島市に2月に派遣されていた職員です。

(TEC―FORCEとして派遣されていた職員)
「被害状況を目の当たりにして自然の脅威を実感できたことは貴重な経験になりました」

職員は、道路の損傷の調査にあたり、仮復旧が着実に進んでいることなどが伝えられました。その一方、う回路がなく孤立した地域もあったため、これを教訓に四国での備えを進めたいとしています。

(四国地方整備局道路工事課 椢原政宏 課長補佐)
「もし何かあってももう一つ違った道路、2本3本と目的地に向かって色々なルートが確保できるよう整備していかなければならない」

四国地方整備局では、現在も3人の職員を被災地に派遣していて、調査と支援を続けています。

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