鳥山明さん、かつて「高額納税者」ランキングに名を連ね 1999年分は2位になって話題に

「ドラゴンボール」をはじめとする作品を世に送り出した漫画家の鳥山明さん(享年68歳)を惜しむ声が続いている。

2024年3月8日に訃報が届き、SNSには本人を悼む声は多い。そんななか、意外なかたちで思い出され、注目されていたのが「高額納税者公示制度」をからめたものだった。

かつてよく特集された、芸能人だけを抜き出した「芸能人高額納税者ランキング」

高額納税者公示制度とは、前年分の所得について高額の納税を行った人物を公示する「高額納税者公示制度」のこと。「高額納税者ランキング」や「長者番付」と呼ばれた。1000万円以上の所得税を納めた人物は2005年まで、毎年5月16日~月31日に税務署で公示された。2005年の場合は7万5640人が公示された。

公示は納税額に基づいて行われるため、その顔触れは芸能人をはじめとする著名人と一般人が混じった結果に。このため、公示が行われると、各メディアは芸能人だけを抜き出して「芸能人高額納税者ランキング」といったテーマで特集することも多かった。

これらのランキングで、かつて鳥山さんは著名人の中でも「文化人部門」でたびたびランキングしていた。その原動力はもちろん、「ドラゴンボール」や「ドクタースランプ」などの印税だ。

ちなみに、そんな「常連」の鳥山さんがランキングから外れて大きな話題になったのが2000年分のランキング(これは、2001年に報じられたものだ)。なお、2000年分について、鳥山さんは愛知県の住民として20位以上から漏れたとも報じられていた。

その前年の1999年分(2000年の発表)について、鳥山さんは文化人部門で2位にランクイン。なお、1位は「遊戯王」の作者である故・高橋和希さん(2022年に死去)だった。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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