「かなり前から追っている」セリエA独走のインテルが日本人DFに関心と現地報道!長友佑都以来のサムライ戦士獲得か「サイドをカバーするのに完璧」

イタリアで圧倒的な強さを見せているインテルが、日本人選手に関心を示しているという。

イタリアメディア『calciomercato.com』は3月11日、かつて長友佑都が所属したインテルが、AZの菅原由勢に興味を示していると報じた。右サイドの強化に向けた獲得候補として注目されているようだ。

昨季のチャンピオンズリーグで準優勝し、今季のセリエAで首位を独走するシモーネ・インザーギ監督のチームは、3-5-2を基本布陣としている。右のWBは今季加入したファン・クアドラードが長期離脱。マッテオ・ダルミアンやデンゼル・ドゥムフリースが主に担当している。

ダルミアンは左右両サイドをこなし、3バックの右CBも務めるなど、マルチロールな選手で、ほかにも使いどころがある。一方、ドゥムフリースは以前から今季終了後の去就が取りざたされてきた。

そのため、インテルは1月にカナダ代表のタジョン・ブキャナンを獲得。だが、加入から2カ月でセリエAの2試合にそれぞれ10分強出場したのみにとどまっている。

calciomercato.comによると、1月のマーケットでブキャナンを獲得するまで、インテルは「かなり前から追っている」菅原を候補としていたという。そして今回、再び興味を示しているというわけだ。

【動画】AZ菅原由勢がスパルタ戦で決めた鮮烈ミドル弾
同メディアは「現時点でスガワラは現スカッドで出場機会を見つけられないだろう。だが、メルカートは予測不能で、何かが変われば、リストのトップは彼になるかもしれない」と報じている。

「評価額は1000~1500万ユーロ(約15億5000万~23億3000万円)で、過去にはウェストハム、リバプール、スポルティングの関心が噂された。サイド全体をカバーするのに完璧と考えられており、インテルが6月に現スカッドの修正を行う場合、スガワラは優先のひとりとなるかもしれない。日本人選手にスポットライトが当てられている」

長友が長年にわたって貢献してきたインテルに、2人目のサムライ戦士が加わる可能性はあるのか。24歳で迎える新シーズンに向け、菅原の去就が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

© 日本スポーツ企画出版社