「自分らしくしっかり走っていきたい」天満屋・前田穂南選手がパリ五輪マラソン代表内定を受け会見【岡山】

今年夏に開催されるパリ五輪のマラソン代表に内定した天満屋の前田穂南選手が記者会見を開き、2度目の五輪出場に向け意気込みを語りました。

今年1月の大阪国際女子マラソンで日本記録を更新。その後の選考レースで記録を超える選手が現れなかったため、日本では、5人目となる2大会連続の五輪女子マラソン代表を掴み取りました。前田選手は、ケガに苦しみ33位に終わった前回の東京大会を振り返りながら、パリへの思いを語りました。

(天満屋・前田穂南選手)
「やっぱりパリで走りたいという思いがあったので、すごく楽しみな部分とワクワクする気持ちがあります。東京五輪がすごく苦しかったんですけど、そこが一番今までの中で苦しい期間だった。パリではこれ以上の苦しみはないと思うので、自分らしくしっかり走っていきたい」

パリ五輪のマラソンは、石畳で起伏の多い厳しいコースになるため、残り5か月「暑さ対策」と「足作り」に力を入れたいと話します。

(武冨豊監督)
「前田選手のいいところは、1人でも走れる強さだと思います。練習と体調さえ作れれば自然と結果はついてくる」

(前田穂南選手)
「足ができていたらしっかり起伏のコースでも走っていける。メンタル面だったり練習もしっかり継続してまた自分の記録を更新したい」

前田選手は、2度目の夢舞台で今度こそ力を出し切るために今後は国内外で合宿に臨み準備を進める予定です。

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