自然を満喫できる施設や特産品を扱うお店など紹介 やんばるの魅力を紙に 沖縄の学生がフリーペーパー制作

 【那覇】沖縄写真デザイン工芸学校(那覇市松尾)の学生13人はこのほど、「やんばる」の魅力を伝えるフリーペーパーを完成させた。約半年がかりで企画からデザインまで手がけた学生らは「若い人たちにぜひ手に取ってもらって、やんばるの魅力を知ってほしい」とアピールしている。

 フリーペーパーは手に取りやすいA5判サイズで、東、大宜味、国頭の3村の豊かな自然を満喫できる施設や、特産品、工芸品などを扱うお店などを紹介。天然繊維製造のフードリボン(大宜味村)が千部発行し、取材協力先や道の駅などに置いている。

 学生たちは、同社でデザイナーを務め同校の講師も務めている保志門るり江さんの指導の下、「やんばるで過ごす休日」をイメージしながら9~11月の間に計6回の取材をこなした。

 国頭村を担当した島仲美羽さん(20)、東村を担当した勝馬瑠衣さん(20)、大宜味村を担当した数田玲奈さん(20)は「読者目線を意識してさまざまな写真を撮ったが、構成まで考える難しさを実感した」などと学びを振り返った。

 試行錯誤の末に完成したフリーペーパーを手にした3人は「やんばるの魅力をたくさん発見できた。その魅力をまだ知らない若い人たちにぜひ手に取ってもらいたい」と話した。(社会部・島袋晋作)

やんばる3村の魅力を伝えるフリーペーパーをアピールする沖縄写真デザイン工芸学校の(右から)勝馬瑠衣さん、数田玲奈さん、島仲美羽さん、保志門るり江さん=2月27日、那覇市内
国頭村、東村、大宜味村の自然を満喫できる施設や飲食店などを紹介するフリーペーパー「やんばるで過ごす休日」

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