パリオリンピック出場をかけ、イタリアで開催されているボクシングの世界予選。日本時間の12日未明、鳥取県米子市出身の木下鈴花選手が準々決勝を戦いました。この試合に勝てば、オリンピック出場権が獲得できる大一番ですが…果たして結果は?
米子市出身の木下選手は日本時間の12日未明、パリオリンピック・ボクシング世界1次予選、女子50キロ級の準々決勝に挑みました。
この試合に勝利しベスト4に進出すると、パリオリンピックの出場権が獲得できる重要な一戦です。
米子市にある木下選手の出身ジムには、コーチや仲間たちおよそ20人が集まり、イタリアへ声援を送りました。
相手はウズベキスタン出身の選手です。
木下選手、軽快なフットワークを生かし、相手選手と距離を保ちながらチャンスの時に攻撃する、持ち前の「アウトボクシング」スタイルで着実にポイントを重ねていきます。
しかし、両者譲らない戦い。
第1ラウンドは相手選手が、第2ラウンドは木下選手が優勢で、勝負の行方は第3ラウンドに…
木下選手は左ストレートやボディへのジャブなどを生かし対抗。激しく打ち合う場面もありました。
しかし結果は1―4の判定負けで惜しくもベスト8敗退となり、今大会でのパリオリンピックへの出場権獲得はなりませんでした。
木下選手、次は5月から行われる世界最終予選にオリンピック出場の望みをつなげます。