「迅速なアクセス確保が最重要課題」 能登半島地震の災害派遣隊「TECーFORCE」が活動報告 中国地方整備局・広島

能登半島地震の復旧支援など行っているのが、中国地方整備局の緊急災害対策派遣隊「TEC-FORCE」です。現地に派遣された隊員が被災地の現状を報告しました。

TEC-FORCEの隊員は、1月4日から2月末までに計235人が派遣されています。加えて、散水車や照明車などの運転や稼働を、40の企業が協力しました。

中国地方整備局 中崎剛 局長
「オールジャパンですべての協力企業の方々と我々が力を合わせて初めて災害対応できると再認識したところでございます」

石川県能登町で、給水の支援にあたった隊員は、家屋の倒壊や道路損傷など、想像以上に厳しい状況が続いていたと報告しました。

TEC-FORCE 現地支援班 和田慎司 班長
「水道も復旧はしているけど、なかなか追いつかないところがあって、緊急性を感じながら作業したところでございます」

また、非常災害現地対策本部で業務にあたった 牧野浩志 副局長は、能登半島地震から学ぶべき教訓があったといいます。

中国地方整備局 牧野浩志 副局長
「迅速なアクセス確保は、やっぱり最重要課題。今回、幹線道路ネットワークが途切れたっていうのが一番の苦労したポイントになります」

TEC-FORCEの派遣は3月末まで続けられるということです。

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