都庁舎の壁面投影、予算16億円 23~24年度、無駄批判も

プロジェクションマッピング「TOKYO Night&Light」が始まり、彩られた東京都庁第1本庁舎。建物に映す最大の常設展示としてギネス世界記録に認定された=2024年2月25日

 東京都は12日、都議会予算特別委員会で、都庁舎の壁面に上映するプロジェクションマッピングの予算額は2023~24年度で計16億5千万円と明らかにした。都は新たな観光スポットにしたい考えだが、インターネット上や一部の野党議員からは「税金の無駄遣い」との批判も出ている。

 都によると、23年度の予算額は7億円、24年度は9億5千万円。大半は映像の制作や、投影機器のリースが占める。投影する映像は、国際大会で高い評価を受けた国内外のクリエーターが制作しているという。地球環境に配慮し、使用電力は小売電気事業者から再生可能エネルギーを購入しているとしている。

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