「鶴田から支援の輪を」町内3団体、経営危機のB2青森ワッツ存続願い支援金

鶴田ミニバスクラブからの支援金を北谷社長(左)に手渡す葛西君

 鶴田町バスケットボール協会(工藤光雄会長)などは12日、プロバスケットボールBリーグ2部(B2)の青森ワッツを運営する青森スポーツクリエイション(ASC)に支援金を寄付した。同社の北谷稔行社長は同町出身。筆頭株主の経営破綻などにより経営危機に直面している同社とワッツについて「鶴田から支援の輪を広げたい」と工藤会長が企画した。

 同町の鶴田小学校で贈呈式が行われ、同協会と地域の小学生でつくる「鶴田ミニバスクラブ」、男子社会人グループ「鶴田クラブ」の代表が、それぞれの団体で募った支援金を北谷社長に手渡した。

 鶴田ミニバスクラブ男子キャプテンの葛西来(こう)君(鶴田小5年)は取材に「ワッツの試合を見て元気になりたい。ワッツの『みんなで勝つぞ』と思っているところが好き」と話した。

 受け取った北谷社長は「ワッツをB2ライセンスの中で存続させるのは、みなさんの協力なしにはできない。こういう機会をいただけて本当にありがたい」と感謝の言葉を述べた。

© 株式会社東奥日報社