小中教科にデジタル科 金沢市教委、25年度から

 金沢市教委は2025年度から小中学校の教科に「デジタル科」を新設する。小学校ではドローンを用いたプログラミング学習、中学校ではデータ活用を通して、地域や社会の課題を解決する探究学習を行う。石川県内では初めての試み。12日の市議会本会議で野口弘教育長が方針を示した。

 デジタル科の授業ではICT支援員を増員して教員をサポートする。中学校では大学、企業の協力を得て仮想空間「メタバース」など先端技術の体験学習も行う。新年度から新カリキュラムの作成に着手する。

 野口教育長は「大きく変化する技術革新に触れながら、新しい価値を見いだす創造力を育成することが大切だ」と述べた。

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