プリプリ氷室豚を給食で 卒業生らが「おかわりじゃんけん」争奪戦 群馬・伊勢崎市

 子どもたちに地元の食材に親しんでもらおうと、ブランド豚肉「氷室豚」を使った豚汁が7~12日、群馬県伊勢崎市内の小中学校と幼稚園、特別支援学校合わせて37カ所の給食で提供され、児童生徒らが笑顔で味わった。

 境北中では12日、翌日に卒業式を迎える3年生約50人への「お祝いメニュー」として振る舞われた=写真。松本喜壱さんは「今日は朝食を抜いてきた。氷室豚はプリプリしてて、食感が良く最高だった」と大満足。新井優希さんは「温かみのある給食だった。おかわりじゃんけんで盛り上がった思い出を大切にしたい」と感慨深そうだった。

 氷室豚は食肉加工のクリマ(同市、栗原守社長)が市に396キロ(138万6千円相当)を寄贈した。氷温熟成してうまみを増した豚肉で、都内の百貨店などで販売されている。

© 株式会社上毛新聞社