「大トロ2貫で120円」キャンペーンも…地元回転寿司店オープンへ 山陰の旬の魚を特許技術で鮮度維持し通年提供

山陰の旬の魚を、鮮度を維持して1年中提供します。鳥取県境港市で2店舗のオープンを予定している地元回転寿司店が12日、試食会を行いました。
目玉はオープン1週間限定、大トロ2貫なんと120円。赤字覚悟のキャンペーンです。

光り輝く「大トロ」に…、山陰の味覚「のどぐろ」。

様々な寿司や海鮮グルメが味わえるこちらは、境港市に14日オープンする回転寿司店「山陰のお寿司ヒトトセ」です。
オープンを前にメディア向けの試食会が行われました。

特におすすめのメニューを聞いてみると…

山陰のお寿司ヒトトセ 堀本泰紀さん
「まず海鮮瓶です」

瓶入りのどんぶり「ヒトトセ海鮮瓶」。山陰特産の「アカモク」と、北海道産のイクラ・サーモンをあえて透明な瓶に入れて提供。瓶に入った海の幸のグラデーションを楽しんだ上で、ご飯にのせていただきます。

小林健和キャスター
「最高ですね。アカモク・イクラ・サーモン、3種の海鮮が滑らかに絶妙にマッチしています。非常においしい。しかもですよ、瓶に詰められた状態で自分で丼を作っていくということで、味だけじゃなくて、五感で楽しむことができるのが最大の魅力ですね」

そのほか、手ごろな価格で提供される「大トロ」や、境港産の寿司三種盛りなどなど種類も盛りだくさん。

さらにこちらの店では、おいしい地元の魚の旬の味を1年通して味わえるようにと、独自の技術で通年メニューとして提供します。

山陰のお寿司ヒトトセ 堀本泰紀さん
「山陰ののどぐろとかシロイカとか、どうしても獲れる時期というのが限られているので、『旬冷旨味熟成』という特許をとっていて、そちらの技術を用いて、1年中提供できるようになりました」

独自技術「旬冷旨味熟成」。
まずは氷温ジュレアイスで旨味を熟成。その後、瞬間冷凍などすることにより、魚介類の鮮度維持とともに旨味を増すことが可能になるのだそうです。
そのため旬の時期ではなくても、旬と同等の味を楽しむことができるのに加えて、冷凍により食品の長期保存ができるため、食品ロスの削減も見込めるということです。

この日は「旬冷旨味熟成」されたイワシが提供されました。2貫350円で提供される予定です。

小林健和キャスター
「ネタの大きさもさることなんですけども、脂ののりがすごいですね。しっかりと旨味が凝縮されていて、かむたびにその旨味が口の中に広がっていきます」

山陰のお寿司ヒトトセ 堀本泰紀さん
「境港で一番脂がのっている時期に加工させていただいたので、そのままの味で食べていただけると思います。境港の魚が食べられて良かったと思って頂けたら、それだけで十分です」

ヒトトセ本店のオープンは14日で、オープンから20日までは、キャンペーンで、なんと「大トロ」が1皿120円で味わえます。

そして翌日15日には境港駅店もオープン。地元客だけでなく、国内の旅行客やインバウンド客にもアピールしたい考えです。

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