沖縄県立那覇商業高校3年の高良亜季さんと仲西菜々美さんがこのほど、マジムン（妖怪）をモチーフにしたオリジナルキーホルダーを開発し、県内企業とコラボレーションしてカプセル自販機「ガチャガチャ」で販売すると発表した。販売価格は400円。4月上旬から国際通りや那覇空港などにガチャガチャが設置される予定。
沖縄で伝わる「キジムナー」「片足ピンザ」など6種類のマジムンをキャラクター化し、それぞれ恋愛成就や交通安全などのお守りになるキーホルダーとして商品化した。2人は「観光客向けに商品を作りたい」と、アミューズメントドリーム（沖縄市）に提案。約3カ月かけて試行錯誤を繰り返し、完成させたという。
商談などを担当した高良さんは「学校で3年間学んだことの集大成となった。企業の方とのやりとりでは勉強になった」と振り返った。デザインを担当した仲西さんは、キャラクターのかわいらしさを表現するために「丸みのあるデザインと優しい色合いを工夫した」と話し、商品化を喜んだ。（社会部・普久原茜）
