チョコ食べてチョコっとサポート 警察署員と菓子メーカーがコラボ 犯罪被害者支援センターに40万円を寄付 那覇市

 チョコを食べて寄付もしよう-。沖縄県警那覇署(山内敏雄署長)は2月22日、犯罪や事故の被害者、その家族を支援する沖縄被害者支援ゆいセンター(奥平登美子理事長)に寄付金計約40万円を贈った。寄付金の一部は、バレンタインデーに署員同士でお菓子を送り合う恒例行事を利用して募った。

 「チョコっと寄り添うサポート」と題した企画で、警務課の職員が提案し、菓子製造のファッションキャンディの協力も得た。同社の人気菓子を割引価格で署の警務課が購入し、希望する署員は1口500円で購入。全署員(387人)の人数を超える465口が集まった。この他、同社からの寄付金などを合わせた計約40万円を贈った。

 同日あった贈呈式で、山内署長は「おいしいチョコを食べて寄付にもつながる。ウィンウィンだ」と喜んだ。同社の宮城涼子副社長は「微力ながらも支援ができてうれしい」。ゆいセンターの備瀬進事務局長は「毎年寄付を頂いている。被害者支援に使いたい」と感謝した。(社会部・比嘉海人)

ファッションキャンディのチョコを手にする山内敏雄署長(前列左)と、同社の宮城涼子副社長(同右)、寄付金を受けた沖縄被害者支援ゆいセンターの備瀬進事務局長(同中央)ら=2月22日、那覇署

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