「ケアラー」への支援のあり方考えるシンポジウム 「社会全体でケアラーを支えるのが重要に」

とちぎテレビ

日常的なサポートが必要な家族などを支える「ケアラー」への支援のあり方などを考えるシンポジウムが12日、栃木県庁で開かれました。

「地域共生社会シンポジウム」は、子どもが家族の介護を行う「ヤングケアラー」など、日常的に家族などの介護をしている「ケアラー」の支援をテーマに、県と県社会福祉協議会が開いたものです。福祉や医療、教育の関係者ら、およそ110人が参加しました。

シンポジウムでは、日本ケアラー連盟・代表理事の牧野史子さんが、ケアラーを孤立させないための支援の在り方などについて講演しました。

13日は、ほかにも3つの福祉団体によるパネルディスカッションも行われ、団体の代表者らがケアをする立場から日ごろの取り組みを発表しました。那須塩原市ケアラー協議会の仲田海人さんは、子どものころ「ヤングケアラー」として姉をケアした体験を紹介しました。

参加した人たちは、社会全体でケアラーを支える重要性について理解を深めていました。

© 株式会社とちぎテレビ