那須の雪崩事故から7年 遺族と栃木県側が共催で「追悼式」 3月23日に大田原高校で開催

とちぎテレビ

那須町で部活動での登山講習中だった大田原高校の生徒ら8人が亡くなった雪崩事故から7年を迎えるのを前に、今月(3月)23日に大田原高校で遺族と栃木県教育員会などが共催で、追悼式を開催することが分かりました。

この事故は2017年3月27日、那須町のスキー場付近で部活動の中で行われた春山登山講習会で訓練中に、大田原高校の生徒7人と引率教諭1人の合わせて8人が雪崩に巻き込まれ死亡したものです。

3年前から、事故の遺族と被害者の会、県教育委員会などの共催による追悼式が事故があった3月27日に合わせて開催されていて、今年は3月23日に、大田原高校で行われることが決まりました。慰霊碑と亡くなった8人の名前を刻んだプレートを前に花を手向けて犠牲者を悼むとともに、事故の風化の防止を願うということです。

この事故を巡っては、講習会の責任者だった教諭ら3人が業務上過失致死傷の罪に問われる異例の裁判が宇都宮地方裁判所で行われていて、判決が5月30日に言い渡される予定です。

事故はなぜ起きたのか、責任はどこにあるのか、裁判所の判断が注目されますが、追悼式では遺族側と県側が並んで手を合わせることになります。

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