桜色のあんやチョコで花、抹茶で土手の緑… 特製パンで名物「逆さ桜」㏚ 地元のベーカリーが発売 兵庫・小野

ベーカリー95の新商品「逆さ桜パン」=小野市王子町

 兵庫県小野市王子町のパン店「ベーカリー95(くご)」が「逆さ桜パン」を作った。加古川堤防沿いの桜の名所「おの桜づつみ回廊」近くにあり、春は水面に映る「おおべ逆さ桜」(同市高田町)をPR。桜色のあんやチョコレートで桜を、抹茶で土手の緑を表現した。ほんのりと甘く、春の訪れを感じさせるパンが完成した。(坂本 勝)

 大部地区地域づくり協議会が地元業者と連携する新商品。「逆さ桜まんじゅう」(同市敷地町、彩菓工房もちの実)、「逆さ桜マカロン」(同市中島町、アベニュー・ド・ラペ)に続く第3弾となる。

 ベーカリー95は久語(くご)忠明さんと笑子(えみこ)さん夫妻が切り盛りする。店は2006年、自宅の敷地に開店し、店名は名字をもじって95にした。忠明さんは小麦粉で生地を練り、パンのアイデアは笑子さんが考える。じゃがいも、たこやき、生キャラメルなど30種類以上が並ぶ。小さいサイズのプチパンは80円。

 逆さ桜パンは桜色のあんとこしあんを合わせた。二つに切るとピンクと緑色が上下に現れ、逆さ桜を表す。「子どもから大人まで家族みんなで楽しくいただけるパン」と同協議会も太鼓判。4月7日に開く「おおべ逆さ桜早朝ウオーク」では参加者に抽選で100個が当たる。

 大180円、中160円。金曜定休(火・木曜も店を閉め、車の移動販売)。午前8時開店。売り切れ次第終了。同店TEL0794.63.6276

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