「石川に届け!」よさこいで被災地応援、踊り子150人が演舞 佐世保・島瀬公園

被災地を応援しようと、石川県のよさこい総踊り曲を披露する踊り子ら=佐世保市島瀬町

 「よさこい」を通して、能登半島地震の被災地を応援しようと、長崎県佐世保市の島瀬公園で10日、「まちなか来舞(らいぶ)for ISHIKAWA」があった。踊り子約150人以上が復興を祈り、迫力の演舞を披露。会場で募金と被災地への激励メッセージを募った。
 YOSAKOIさせぼ祭り実行委の佐世保班部会が主催。市内から11チームが参加した。

被災地への義援金を募る踊り子ら=佐世保市島瀬町

 冒頭、犠牲者に黙とう。演舞では「フレーフレー、石川」などと声を上げながら、被災地を励ました。踊り子や観客も参加し、石川県のよさこい総踊り曲も踊った。被災地に送るメッセージは約100枚あつまり、観客らは「石川に笑顔が届きますように」などと願いを込めていた。
 よさこいチーム「あっぱれ青組」の渡邉琴葉さん(14)=県立佐世保北中2年=は「(演舞で)少しでも石川のためになれたら。早く昔の生活が取り戻せたらいい」と話した。

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