東日本大震災の記録、鮮明に 大船渡で13日まで写真展

「東日本大震災の惨状と復興の歩みを振り返ってもらいたい」と来場を呼びかける酒井丈夫さん

 岩手県大船渡市大船渡町のギャラリーさかいで13日まで、東日本大震災写真展が開かれ、被災直後の大船渡、陸前高田両市の写真など100点超が展示されている。

 撮影したのは、大船渡写真クラブの会長を務める、同市大船渡町の酒井丈夫さん(84)。震災発生後に市内のカメラ店を回り、買い集めたフィルム200本をリュックに詰め、徒歩で両市を撮影して回った。

 道路ががれきで埋め尽くされる中、「未曽有の大災害をしっかり記録しなければ、との思いだった」と振り返る酒井さん。「写真を見ながら、震災や復興について語り合いたい」と多くの来場を呼びかける。

 午前9時~午後5時。

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