「14年間も遠ざかっていた。とても長い」アーセナル指揮官がCL8強入りに歓喜!PK2本ストップのGK絶賛「安心感がある」

現地時間3月12日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16第2レグで、アーセナルはポルトとホームで対戦。ふくらはぎの問題を乗り越え、久々にベンチ入りした冨安健洋は出番なしに終わったなか、120分超の死闘を制し、14シーズンぶりのベスト8進出を決めた。

敵地での第1レグを0-1で落とした現在プレミアリーグ首位の名門は41分、マーティン・ウーデゴーからペナルティエリア内で絶妙なスルーパスを受けたレアンドロ・トロサールが、冷静に流し込み、2戦合計1-1とする。

しかし、延長戦を含めて勝ち越し点は奪えず。PK戦に突入すると、ダビド・ラジャが見事に2本をセーブし、歓喜の瞬間を迎えた。

クラブ公式サイトによれば、ミケル・アルテタ監督は試合後、感慨深げにこう語った。

「特にクラブを思うと、とても幸せでとても誇りに思う。14年間も準々決勝に進出できていなかったからね。とても長い期間だ。どれだけ難しいか物語っている。今日、選手たちがやってのけたこと、スタジアムに信じられないほどのエネルギーをもたらし、勝利に貢献してくれた人たちに大きな称賛を送りたい」

【動画】ウーデゴー&トロサールで圧巻フィニッシュ!2戦合計1-1に追いつく!
スペイン人指揮官はまた、PK戦の場面を振り返り、コーチ陣と同胞の守護神を絶賛した。

「シュートアウトは、ここ数日準備していた。コーチ陣やキーパーコーチの努力の賜物だ。最後に報われた。ダビドはチャンピオンズリーグで初のビッグゲームだったが、落ち着いていて安心感があった。それに他の選手たちのペナルティへの向き合い方、身のこなし、冷静さ、質の高さも、誰にも引けを取らなかった」

今週末のリーグ戦は、対戦予定だったチェルシーがFAカップ準々決勝に進んだ関係で延期となったうえ、以降はインターナショナルウィークに突入するため、次戦まではしばらく間が空く。アルテタ監督は最後に、「数日間のオフで充電するのは当然だ。チームの90%はこの後、代表活動に臨む。また頑張ろう」と勝負の最終盤に向けて意気込みを示した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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