アーセナルがPK戦の末に勝利しCL8強に、冨安健洋はメンバー入りも出場ならず アルテタ監督「サポーターとともにつかんだ勝利」

写真:アルテタ監督はサポーターの応援に感謝を伝えた ©Getty Images

アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のポルトに勝利した試合について語った。クラブ公式サイトが伝えている。

アーセナルは、現地時間3月12日に行われたCL決勝トーナメントでポルトとのセカンドレグをPK戦の末に制し、14年ぶりとなるベスト8に進出した。なお、メンバー復帰を果たした日本代表DF冨安健洋の出場はなかった。試合後、アルテタ監督はサポーターの応援がチームの力になったと語り、感謝を伝えた。

「アーセナルのサポーターに『ありがとう』と言いたい。我々はサポーターを愛している。彼らの応援がもたらしたエネルギーはすさまじいものだった。彼らとともになってつかんだ勝利であり、望んでいたベスト8だ」

そしてアルテタ監督は、PK戦ではシュートを2回止める活躍で勝利の立役者となり、マン・オブ・ザ・マッチに輝いたスペイン代表GKダビド・ラヤについて言及した。

「すばらしい試合になった。ポルトがタフな相手だということは分かっていた。選手たちは勢いを作るのに苦労していた。我々にとって大きな経験になる。GKのダビド(・ラヤ)は序盤に難しい場面もあったが、信じられないほどの決意を見せて立ち上がり、最後には報われた」

さらに、CLベスト8進出という結果がチームにとっていかに重要であるかを語った。

「とりわけクラブにとって大きな一歩だ。これまでの7年間CLに出場できていなかったし、14年間CLのベスト8という結果を残せなかった。そしてもっとも重要なのは、我々がまだ満足してはいないことだ。先はまだ遠いし、マンチェスター・シティとの試合がある。また1つ大きな山を登らなければならない」

アーセナルは現地時間3月31日にプレミアリーグ第30節マンチェスター・シティとの首位攻防戦を迎える。首位アーセナルと3位マンチェスター・シティの勝ち点差は“1”であり、2003-04シーズン以来となるプレミアリーグ優勝を果たすために重要な試合となる。

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