【花粉症の人注意】福井県嶺北でスギ花粉飛散ピーク到来…いつまで続く すでに「極めて多い」日も

 福井大学スギ花粉症対策室と福井県衛生環境研究センターは3月12日、嶺北地方でスギ花粉の大量飛散が始まったと発表した。4月上旬まで続く見通しで、特に今後1~2週間は注意が必要としている。

 嶺北4カ所の観測地点のうち、同センター(福井市)で飛散ピーク開始の基準となる1平方センチ当たり50個以上(非常に多い)の花粉を3月6、7日に連続して確認。6日から大量飛散が始まったと判断した。11日は1平方センチ当たり921個で「極めて多い」飛散だった。

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 対策室の坂下雅文医師は、晴れて気温が高い日や風が強い日は特に飛散量が多くなるとし、花粉症の人は外出時に眼鏡やマスクを着用するよう呼びかけた。また「症状が軽い時期に医療機関を受診して治療を受けることが重要」と話した。

 全国的に5~20歳で花粉症を発症する人が増えているといい、「発症していない人も外出時はマスクをして花粉を吸い込まないようにしてほしい」と訴えている。

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