きょう（水）午後も太平洋側を中心に晴れるが、東～北日本はまだ北風の強い地域が多い見込み。特に、伊豆諸島の海上は、夕方まで高波に警戒が必要だ。週の後半も太平洋側を中心に晴れる地域が多いものの、花粉の飛散が非常に多い状態が続くので注意が必要となる。朝と日中の気温差や、乾燥にも注意が必要だ。

春の「K」まみれ

　まずは「強風」で、きょう（水）午後も太平洋側は晴れる所が多いが、東～北日本は北よりの風が強い見込み。北陸や北日本は気温そのものが低いが、関東など晴れて10℃を超える地域も、日陰に入ると冷たい風が追いかけてくるような状態が続きそうだ。

　「花粉」にも注意が必要で、きょう（水）は雨上がりの強風で、花粉が非常に多く飛んでいる地域がある。あす（木）から週末にかけても、晴れて気温の上がる地域が多いため、東北南部や東・西日本は花粉の飛散量が非常に多くなる見込み。

　続いて「乾燥」。週の後半にかけても晴れる地域が多く、東日本の内陸を中心に空気の乾燥した状態が続く見込み。今週末は春本番の陽気となる地域が多く、これまでより野外に出る機会が増えると思われる。火の取り扱いには、十分な注意が必要だ。

　「気温差」が大きいのも、春の特徴の一つといえる。最高気温の数値に気を取られがちだが、最低気温との「開き」にも注目したい。朝と日中の気温差があまりに大きいと、服装の調節が難しいだけでなく、思った以上に疲れやすいなどの影響が考えられる。日ごとに強まる紫外線など、皮膚へのダメージにも気を配る必要がありそうだ。
　
（気象予報士・高橋和也）