栃木県内食品14品目の出荷制限続く シカは基準値超える個体も 原発事故の放射性物質影響で 東日本大震災13年

 2011年の東日本大震災から13年となる中、東京電力福島第1原発事故に伴う放射性物質の影響により、県内では12日現在、原木シイタケやタケノコ、シカ肉など食品14品目で国の出荷制限が続いている。施設や露地栽培の野菜類は基準値を下回ることなどで解除され、この1年間では原木シイタケなど県内2軒の農家が制限を解かれた。一方、シカは基準値を超える個体が出ているほか、野生の山菜は検査手法の難しさもあり解除は見通せない状況だ。

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