シンガポールの24年成長率、エコノミスト予想は2.4%に上方修正

[シンガポール 13日 ロイター] - シンガポール金融管理局(MAS、中央銀行)が13日に発表した調査によると、エコノミストはシンガポールの2024年の成長率予想を2.4%に上方修正した。12月調査の予想は2.3%だった。外部経済の予想以上の成長が最大の上振れ要因とみられている。

調査は2月中旬にエコノミスト23人を対象に実施。

貿易産業省は2024年の国内総生産(GDP)伸び率を1.0─3.0%と予想している。

調査ではエコノミストのインフレ見通しも見直され、総合インフレ率とコアインフレ率は3.0─3.4%になると予想されている。12月調査では、総合インフレ率は3.5─3.9%、コアインフレ率は3.0─3.4%と予想されていた。

MASは2024年のコアインフレ率が平均2.5─3.5%まで低下すると予測している。

23年第4・四半期のGDPは前年同期比2.2%増で、伸び率は速報値の2.8%から下方改定された。

調査に回答したアナリストの大多数は、MASが4月の金融政策決定会合で金融政策を変更すると考えていない。

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