暖冬の影響で「今冬のエアコン暖房利用」は減少傾向!? 1位の秋田は1日平均0.72時間減少

暖冬の影響!? 今冬のエアコン暖房利用は減少  ※パナソニック「エオリア」調べ

パナソニック株式会社は、パナソニック エオリアユーザーの利用データをもとに「2023年‐2024年 冬のエアコン使用実態調査」を実施し、都道府県別に今冬のエアコン使用時間をランキング化。昨年比で最も利用時間が減った都道府県1位は、秋田であったことを発表した。

■暖冬の影響でエアコン利用時間は減少傾向に

今回発表されたのは、今冬のエアコン利用時間&利用増加時間ランキングとエアコン利用に関するアンケート調査に関する結果。

今冬、全国で最もエアコン暖房利用時間が多かったのは秋田で、1日平均7.97時間、1ヵ月平均242.20時間という結果に。利用時間上位の東北地方では、シーズン合計で平均1000時間以上使用しているエリアも多く、全国平均でもシーズン合計で600時間以上の利用時間となったという。

「冬のエアコン利用減少時間ランキング」の結果によると、昨年同期間と比較して、今冬は全国的にエアコン暖房利用時間は減少傾向に。全国で最もエアコン暖房利用時間が減少したのは秋田で、1日平均0.72時間、1ヵ月平均で21.56時間減少した。

気象庁の冬(2023年12月~2024年2月)の天候まとめによると、この冬の気温は全国的にかなり高く、全国の平均気温は1898年の統計開始以来、2020年シーズンに次ぐ過去2番目の高さとなり、暖冬となった。その影響を受けてか、暖房利用時間が減少した昨シーズンに引き続き、今年はさらに暖房利用時間が減少する結果となったそうだ。

■電気代は約44%が高くなったと回答

そして「今年の冬、例年に比べて暖房の利用開始時期は変化しましたか?」という質問では、「やや遅かった」(26%)、「かなり遅かった」(13%)と、例年に比べて利用開始が遅れた人が39%いることが判明。

「変わらない」も同数の39%となり、例年並か、少し遅れての利用開始となった人が多かった。今冬の暖房利用状況が減少した背景には、利用開始の遅れが理由の一つと考えられそうだ。

一方、「今年の冬、例年に比べて電気代は変化しましたか?」という質問では、「かなり高くなった」(11%)、「やや高くなった」(33%)と、約半数の44%が今冬電気代が高くなったと回答。電気代が引き続き、各家庭の悩みのタネであることが伺える結果となった。

【「2023年‐2024年 冬のエアコン使用実態調査」概要】

調査地域:全国

調査期間:2024年2月2日(金)~2024年2月9日(金)

調査方法:インターネット調査(協力:ジャスシステム)

調査対象:20~60代の男女

有効回答:577名(男性:291名、女性:286名)

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