「校舎が水浸しです」中学校に何者かが侵入 校舎内の消火栓のホースで放水…生徒は教室移動し授業=静岡・駿河区

3月12日夜から13日朝にかけて、静岡市の市立中学校の校舎内に何者かが侵入し、消火栓のホースを使って廊下などに水をまく事件がありました。一部の授業で教室が使えなくなるなどの被害が出ています。

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<最初に現場を発見した教諭>
「蛇腹式になったホースが投げ出されるような状態で。大量の水が出ていた」

事件が起きたのは、静岡市駿河区の市立長田西中学校です。13日朝、学校関係者が「校舎が水浸しです」と警察に通報し、事件が発覚しました。

警察や学校によりますと、12日夜から13日朝の間に何者かが学校内に侵入。校舎内に設置された消火栓のホースを使って放水しました。

放水されたのは、2階と4階の廊下に設置されている消火栓です。2階の消火栓は、朝発見した時点で水が出続けていました。

<社会部 竹川知佳記者>
「校舎の1階です。天井を見ると、2階の床から染みこんだ水が確認できます。こちらの天井は一部、板が外されていますね」

生徒は通常通りに登校しましたが、1階は天井が落下する危険性があったため、別の教室に移動して授業を受けたということです。

学校によりますと、窓や鍵が壊された形跡はないとみられます。

<最初に現場を発見した教諭>
「子どもたちが一生懸命頑張れる場所で、こういったことが起きてしまったことが本当に残念でならない」

警察は、付近の防犯カメラや目撃情報などから調べを進める方針です。

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