13日、春らしさを感じる陽気の中、鳥取県米子市の湊山公園では、春の風物詩、「ソテツ」のこも外し作業が行なわれました。
春の日差しのもと行なわれた、ソテツのこも外し。
日頃から湊山公園の管理を行っている作業員7人が、脚立などを使い、手際よく、ソテツに巻かれたこもを一つ一つ外していきました。
そして、4か月ぶりに、ソテツが元気な姿を現しました。
久しぶりに太陽の光を浴びたソテツは、青々とした葉をいっぱいに広げて、気持ちよさそうに、春の風に揺られていました。
さらに、去年の夏に咲いた珍しいソテツの花には、なんと実が。
湊山公園の「ソテツ」は、5株11本あり、推定樹齢は約370年。
1907年、大正天皇が皇太子時代に宿泊された鳳翔閣に植えられていたもので、湊山公園のシンボルとして大切に育てられています。
米子市 都市整備課 池口智子 係長
「いよいよ春がやってきたと感じます。昨年、花も咲きましたし、その花から実もついているのが見られましたので、とても縁起の良いもので嬉しく思います」