神戸・三宮の再整備映す“スクリーン” 生まれ変わる都心の玄関口 ツインタワー建設本格化

街を行き交う人の頭上に映し出された再開発の工事現場=神戸市中央区雲井通4

 金属音やごう音が響く中、工事車両や作業員が忙しく動き回る。その光景がスクリーンのように映し出されたビルの前を、通行人が行き交う。

 大規模な再整備が進む神戸・三宮。旧中央区役所跡地では、高層ツインタワーの一角を成す第1期ビル(地上32階、高さ約163メートル)の建設工事が本格化している。

 周辺では3月に入りJR三ノ宮駅の新ビル起工式も行われ、新型コロナウイルス禍を経て、神戸の玄関口が大きく生まれ変わりつつある。

 新しい街はどんな光景だろうか-。そう遠くない未来の神戸に思いをはせながら、スクリーンの向こうに目を凝らした。(大田将之)

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