【フィリピン】米KKR、通信塔事業に4億ドル投資[IT]

米商務省は12日、米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)がフィリピンで4億米ドル(約590億円)規模の投資を計画していると発表した。通信塔の開発や買収が柱となる。

フィリピンの通信塔建設会社ピナクル・タワーズへの出資を通じ、同国内で通信塔の開発や買収を進めている。レモンド米商務長官を団長とする貿易使節団が11~12日にフィリピンを訪れ、KKRを含む複数社が合わせて10億米ドル超の投資を検討していると明らかにしていた。

ピナクル・タワーズは、2022年に傘下のフロンティア・タワー・アソシエーツ・フィリピンを通じ、地場通信大手グローブ・テレコムから3,529基の通信塔を取得した。取得額は450億ペソ(約1,200億円)だった。

23年には、地場通信大手PLDTからも計1,012基の通信塔を取得する契約を交わした。取得額は計121億ペソが見込まれている。

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