フィンランド首相、ロシアが「西側との長期対立」準備 EUは自衛を

[ブリュッセル 13日 ロイター] - フィンランドのオルポ首相は13日、ロシアが「西側との長期的な対立」に備えていると指摘し、欧州防衛への支出拡大と連携強化を訴えた。

ロシアのプーチン大統領は13日に公表された発言で、フィンランドとスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟は「無意味」と述べ、フィンランドの加盟後に同国との国境に派兵し破壊システムを配備すると述べた。

オルポ氏は欧州議会で「ロシアは明らかに西側との長期的な対立に備えており、欧州に永続的かつ本質的な軍事脅威をもたらしている。われわれ欧州が団結してこの問題に十分な対応を行わなければ、今後何年にもわたり危険と攻撃の脅威に満ちた時代になる」と述べた。

その上で、EUの防衛支出拡大を求め、EUが自ら自衛措置を取らなければならないと述べた。

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