生活困窮世帯の情報記載 ノート1冊を紛失 長崎市の委託事業者、業務で持ち出し

 長崎市は13日、生活困窮世帯などに対する事業で、委託事業者が35世帯分の個人情報を記載したノート1冊を紛失したと発表した。
 市生活福祉2課によると、今月上旬、委託事業者の職員が氏名や電話番号などを記載したノートを業務で使用するため社外に持ち出し、翌日、返却しようとした際に紛失に気付いた。警察には遺失物届を出している。
 紛失したノートは通常、職場内で使うが、外部で使用する必要があったため、職員が社内の了承を得て持ち出し、かばんに入れず、手に持っていたという。
 市と委託事業者は35世帯に説明し謝罪した。同課担当者は「今後、これまでよりも厳重な対策を講じて再発防止に努める」と話している。

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