五輪=ロシア勢の大会排除希望、パリ市長が意向表明

[パリ 13日 ロイター] - パリのアンヌ・イダルゴ市長は13日、同市で今年開催される夏季五輪について、大会と開会式からロシア出身者の排除を希望するとの意向を表明した。

イダルゴ市長はロイターのインタビューで、ロシア出身の競技者には「遠慮していただきたい」とコメント。「(ロシアのウクライナ侵攻が)なかったようには振る舞えない」と述べ、ロシアのプーチン大統領は欧州全土を脅かしている独裁者で、そうではないという振りはできないとの見解を示した。

パレスチナ自治区ガザではイスラエルがイスラム組織ハマスと戦闘を続けているが、イスラエルを五輪とパラリンピックから排除するというのは「あり得ない」とし、「イスラエルは民主主義国だ」と話した。

国際オリンピック委員会(IOC)は現時点で、ロシアと同盟国ベラルーシ選手の「中立」の立場で大会参加を認めている。開会式への参加については今後の理事会で議論される。

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