神社でいちごマルシェ 真岡の千代ケ岡八幡宮 イチゴや農産物、雑貨販売 100枚限定で特別な御朱印の頒布も

いちごマルシェ用に作った御朱印

 【真岡】久下田の千代ケ岡八幡宮(はちまんぐう)は24日、「第1回いちごマルシェ」を催す。二宮地区が誇るイチゴを通じて、昨年から本格的な振興に取り組む神社と地域の結び付きを強める。近くの長沼八幡宮と連携し、特別なイチゴの御朱印を100枚限定で頒布するのをはじめ、イチゴや農産物などを販売する。

 イチゴをモチーフとした雑貨、ひょうたん工芸、アクセサリー、布製の小物、御朱印帳などを扱う店も出る。ピザやクレープなどを提供するキッチンカーと合わせ20店ほどが並ぶ。

 堀口邦夫(ほりぐちくにお)宮司(61)が昨年3月、長年勤めた県神社庁を退職し、千代ケ岡八幡宮の振興に、より腰を据えられるようになった。

 インスタグラムによる情報発信や県の「いい芳賀いちご夢街道」の活動に加わるなど力を入れている。イチゴの里としての地域や生産日本一と縁をかけた「日本いちご縁結び」の神社のPRとしてマルシェを企画した。

 イチゴの御朱印は2019年から定期的に作っており、関東一円や全国から反響があり、手応えを得ていた。長沼八幡宮と手を携え、今回の催しのために新たなものを用意した。堀口宮司は「二足のわらじで活動が限られていた分、地域への恩返しを込めて盛り上げていきたい」と話す。

 午前10時〜午後3時。御朱印は初穂料千円。(問)千代ケ岡八幡宮090.7840.2868。

いちごマルシェ用に作った御朱印

© 株式会社下野新聞社